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2017年04月28日 金曜日 『我慢』の取捨選択     ( 啓新ブログ )

今日は朝から気持ち良い青空が広がっていますね。ようやく春らしく嬉しい日々ですね。こんな気持ちの良いお天気ですが、今「春のインフルエンザ」が流行しているようです。朝晩の気温の変化も大きい時ですので、お体に気を付けてお過ごしください。

昨日、今春、高校生になった塾生の保護者の方が、高校に入って初めての学力試験での学年のトップクラスの成績だったことを報告に来てくださいました。入試前も一生懸命頑張っていましたが、入試後の春休みもほぼ毎日塾に通い頑張っていたので、その成果が結果に繋がり、本人や保護者の方も嬉しかったと思いますが、私たちも本当に嬉しく思いました。入試前に必死になって学習するのは当たり前ですが、年々その直前期でさえなかなか思うような学習が出来ていない子が増えていることを感じます。ましてや入試が終わった春休みになれば、それまでの我慢を一気に放出するかのように日々楽しく過ごす子が殆どです。

進学先にもよりますが、特に進学校と呼ばれる学校に進む場合は、この春休みから高1の秋までの半年が高校3年間の学力を左右する最も大切な時期といえます。この期間にいかに学習スタイルを確立できるかが大学受験に大きく影響します。ある程度の学力が必要な大学に進学するには、高校入試のように中3の後半から入試までの半年が勝負を決するのではなく、高校入学前後からの半年が勝負どころといえます。

中学と比べ高校は試験の回数、教科が多く、やるべき学習量が格段に多く必要となります。入学式後の最初の試験は、最初の一歩となります。そこでうまくスタートを切れれば、自信にも繋がります。周りの友達が最低限の学習だけをしている中で、入試前と同じように塾に通うのは精神的にしんどいことだったかと思います。保護者の方の『鶴の一声』で“通わされた”春期講習であったかもしれませんが、そこを我慢して“塾に来た”その子を偉い!!と思います。今回の結果を誇りに思い、まだまだこれからどんどん厳しくなる高校の学習に立ち向かっていってもらいたいと思います。

勉強では我慢しなければいけないことが多々あります。嫌な教科を学習する我慢、見たいテレビややりたいゲームを見ない・しない我慢、気分がのらなくても机に向かう我慢、様々な我慢がついてまわります。私は20年以上この仕事をしていますが、勉強が好きで好きで仕方ない!!なんて子に出会うなんてことはめったにありません。(まれにそういう子もいますが・・・)

そして、この「我慢」は実際に勉強をする子どもたちだけに必要なものではなく、その子を見守る保護者の方にも必要となってきます。子どもたちは、なかなか保護者の方が言っても思ったようには勉強しないことが多いものです。毎日の家庭生活において何でもかんでも「我慢」をさせることは困難であり、また切ないことでもあります。我慢ばかりをさせていると思えば、子どもがかわいそうにも感じます。まずは、親子で日々の学習、定期テスト、高校入試などでの目指すべき目標を話し合うことが必要だと思います。

「勉強に困らないよう」や「成績が上がる」というような漠然としたものではなく、「○○ができるようになる」「○点とれるようになる」など具体的な目標を持った方が子どもたちは「我慢」もしやすいかと思います。そして、保護者の方の中で、「ここまでいったら我慢させる」というラインを作っておくといいのではないでしょうか?「我慢」は必要ですが、『いつ』『どんな時に』『どんなことで』させるかの取捨選択が重要だと思います。

間もなく新学期が始まって1ヶ月が経ちます。少し生活も落ち着いてくる頃かと思いますので、ご家庭で今年度の学習について是非親子で考えて頂きたいと思います。

大谷 詠子

担 当

小学生 中学生 

教 科

国語・英語・社会

自己紹介

岐阜県岐阜市出身。岐阜市内と上越市内の大手進学塾で勤務し、集団指導で小学生から高校生までの子どもたちを指導してきました。  学生時代に塾講師のアルバイトをしたことがきっかけで、多くの子どもたちと触れ合うことができ、子どもたちが学習を通して、成長していく様子を目の当たりにできる「塾の講師」の仕事に魅了され、学生時代のアルバイトを含め、10年以上塾講師をしてきました。  子どもたちにとって、勉強は辛く、苦しいことが多くありますが、しかし、学生時代に積み重ねた知識と学習を通して得た「学ぶ」という経験は誰にも奪うことが出来ない「財産」となります。長く続く子どもたちの未来に、一つでも多くの「財産」を創る支えになりたい、そして、子どもたちが大人になったとき、「人材」ではなく、社会から必要とされる「人財」となってほしい、そんな想いを胸に、これからも一人でも多くの子どもたちの指導をしていきたいと思っています。  また、保護者の皆様とは塾に来ている時だけでなく、家庭での学習方法も含めてお子様の学習についてお話合いをしていきます。お子様の未来を創る同志の一人として、ともに歩ませていただきたいと思います。

 

 

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